世界一カオスなインドの玄関デリーの宿でスタッフをするの巻
インドビザ申請のお話
2017年2月、初めてインドに30日間のアライバルビザで来てから3週間・・・「いろいろ足りない!!」と思った私は2週間の日本滞在後、6ヶ月ビザをとりなおしてまたインドに来た。(ヤバイww)
日本でのビザ申請は早速カオスだった。インドビザ申請所にはあふれんばかりのビザ申請者たち。
スタッフ
「これ、ここが抜けてるのでやり直しね」
「書類が一つ足りないので出直してね」
「スペルが一つ違うから全部書き直しね」
「そこのパソコンは使用量1860円ね」
「wifiなんて置いてないよ」
「写真の背景が暗いから撮り直しね」
「お釣りもうワタシマシタヨ!」←まだ
「#$%&*+>・・」←インドなまりの英語
申請者
パソコン使用料を支払って朝からずっと葛藤しているおじさんに、何度もやり直しを食らっている男子大学生。
お釣りの金額が違くて揉めている若いお姉さんに、インド帰国直後の頻回な下痢で何度もトイレに駆け込む私。
インドビザ申請所の館内や入り口付近だけではなく、近くのコンビニのコピー機の前や、wifiのあるカフェにはパソコンを抱えたビザ申請者たちでいっぱい。
そしてタイムリミットも刻々と迫り、みんな混乱し緊迫している様子。
私もやり直しをくらい、パソコンを抱えてカフェを探して猛ダッシュ!!
そのうち「なんで、私はまたインドに行くんだろうか・・」という謎の疑問に襲われ、少し憂鬱な気分になりながらもビザ申請無事終了(笑)。謎に厳しいインドビザ申請所、何だかビザ申請の段階から、もうインド旅が始まっているみたいだった!!
インドの日本人宿、サンタナで働く!
日本で6ヶ月間の観光ビザを取り直し、どこへ行こうかな〜何しようかな〜とルンルン気分でデリーinした翌日、日本人宿サンタナの偉い人、フォクナさんに呼び出された。
「チョット、サンタナデ、スタッフシテミナイ?」
考える間もなく、なぜかフォクナ魔法にかかったように翌日からカウンターに立つことになった私は、そのままスタッフとして働くことに・・・(笑)。旅中からちょっと憧れていた宿のスタッフ!まさかインドで経験できるとは!
同じく魔法にかかった有名ブロガーのゆきんこさんと、インドの先輩たくとと、睡眠薬強盗で無一文になったとおるくんと、愉快なインド人スタッフ達との楽しいサンタナLifeが始まった♫
インドの首都、デリー
=世界一カオスな国の玄関
日本人の旅人達は次から次へと尽きないトラブルを持ってきてくれて、それはそれは、日々宿にいるだけでも飽きないほど!!
睡眠薬強盗にあった
貴重品カバンが盗られた
スマホを盗まれた
パスポートを盗られた
数万円の高いツアーを組まされた
タクシーで大金をぼったくられた
列車を見つけられなくて乗り遅れた
変な薬を飲んだ
飛行機に乗り遅れた
事前予約のお客さんも行方不明
空港ピックアップの空港でも行方不明
・・・
でもこれ、ほとんど防げるトラブルたち!!
ツアーのぼったくりの多くは、
ツーリストオフィスにて騙される。
デリーの街を歩いていても、トゥクトゥクに乗っても、タクシーに乗っても、人力車に乗っても、どう移動してもツーリストオフィスへ向かうようにインド人たちに導かれるのがデリーの街!!ツーリストオフィスから脱出しても、また次のツーリストオフィスにたどり着く(笑)。一度ハマるとなかなか抜け出せない、
無限ループ!!
でも、ツーリストオフィスには入らなければいい。宿への行き方は事前に調べ、乗り物に乗るときは行き先と値段を事前交渉。交渉と違う事態が起きたら「違う」とはっきり主張する!
そして、なんとかツーリストオフィスから抜け出したと思ったら、宝石屋にたどり着いたり・・・(笑)。
「あなたの宿は今日はヤスミデス」「デリーは今日、デモでアブナイカラ、アグラニイッタホウガイイヨ」「チケットヒツヨウダヨ!」
そんな、お茶目なインドの玄関で、素直すぎる日本人たちは次々と騙される。
《仲良くなりすぎた大学生男子2人組》
宿のフロントはシャワー室の真横。ふと横を見ると、大学生の男の子たちが2人で仲良くシャワー室から出てきた。「??!!?」と、混乱するスタッフの私たちは勇気を出して、声をかけてみた。どうやら2人は、今日、ツーリストオフィスで出逢って、早速ツーリストオフィスの無限ループにはまったという。無事に宿に辿り着いた頃には、まるで何かに勝ち抜いた戦友のように仲良しになっていて、そりゃあもう嬉しくて2人で一緒にシャワーまで浴びちゃったみたい。面白すぎる、インドマジック(笑)!!!
《ぼったくられる大学生男子2人組》
「やられました」
ちょっとひきつった表情で宿にチェックインしてきた男の子たちがいた。「どうしたの???」と聞くと、空港から宿に来る途中、デリーからアグラまでのタクシー代を5万ルピー(85000円)払わされた挙句、タクシーのトランクが開かないと言われ、さらに2万ルピー(35000円)払ったのだという。お金がなくなってタージマハルも見れずにデリーに帰ってきた。「なんでトランクにすらそんなに払っちゃうのー!」びっくりする私たちと苦笑いする男の子たち。(可哀想に、電車で行ったら往復数百円〜で行けるのに。。。)「もう出国までどこにも行きません!」断言していた2人だったが、アグラへの行き方を丁寧に伝えると、ちゃんとその後電車でリベンジを果たし、「タージマハル見れました!!」と、満面の笑みでたくましくなって帰ってきた!よく頑張った^^*
《入社式は間に合いたいっす》
3都市3万円のツアーにぼったくり宿、その宿に次々と1人ずつ送られて出逢った仲間で被害者の会を立ち上げていた大学生の男の子たち。そのうちの1人は、持ってきた財産をとられ、飛行機も逃したのだという。「送金してもらうんですが、安全なウエスタンユニオンはありますか?」インドに100%は存在しない。数時間後、「送金してもらったお金も盗まれそうになってビビりました。」と全力ダッシュで戻ってきたのか、汗だくになって帰ってきた。強盗の無限ループ!ハマらなくて本当によかった!
《友達が行方不明っす》
ある大学生は、列車を待っていた時、たまたま出逢ったインド人についていき、そのまま食事を共にし、睡眠薬強盗にあったという。目覚めた時には貴重品もカバンも無く、一緒にいた友達もいなくなっていて、お互いが無事かわからないまま旅をしているという。後から目撃者の情報で、お互いの無事を確認できていたが、なんともまあ!!!
《タイで旅の練習をしてきたので大丈夫っす》
自信満々に話す大学生たち。だが・・・数日後、「全然大丈夫じゃなかったっす!さすがインドっす!」と苦笑しながら帰ってきた。
毎日毎日続くトラブル相談。
み、みんなぁ、大丈夫か〜?
特に旅慣れしていない大学生男子たち!
ぼーっとしてちゃあダメだってば!
知らない人についていかない!
知らない人からもらったものを食べない!
誰彼構わず信用しない!
簡単にお金を払わない!
事前に金額の目安を調べてから値段交渉!
「大丈夫かなー、ちょっとみんな、気をつけて!!私が親だったら危なっかしくて心配で居ても立っても居られないよー!!!」
一緒に働いていたゆきんこ姉さんは、もう毎日、彼らの親の気分になって、宿に来る大学生男子たちの心配をしていた!優しすTT♡
そんなゆきんこさんが愛情を込めて書いた、インドへの注意喚起のブログはこちら♡インドに行く方々必読です!!!!!
→【必読】無知は危険〜騙され続ける日本人旅行者たち①〜 | ゆきんこついに!!=潔癖症インドに住む編=
→【必読】無知は危険〜騙され続ける日本人旅行者たち②〜 | ゆきんこついに!!=潔癖症インドに住む編=
→【必読】無知は危険〜騙され続ける日本人旅行者たち③〜 | ゆきんこついに!!=潔癖症インドに住む編=
→【必読】無知は危険〜騙され続ける日本人旅行者たち④〜 | ゆきんこついに!!=潔癖症インドに住む編=
インドって、本当はちょっと気をつければ、
ちょっとコツをつかめば、
女の子でも楽しんで旅ができる国!!!
一人旅でも十分に、大きなトラブルなく楽しめちゃう国なんだ!!!
⬆︎こーんなに可愛いラクダだっているし
⬆︎こーんなに可愛い親子だっている!!!
⬆︎こんなに素敵な街もあるし
⬆︎優しいママだっている♡
それに、困ったことがあったら
日本人宿サンタナを頼っていい!!
(デリー、プリー、コルカタ、バラナシ、大阪、京都にあるよ♫)
怖がるんじゃなくて警戒しすぎるんじゃなくて
インドを大好きになって帰ってほしいから
インドの旅の仕方を知ってほしいと思ったのでした。
デリーからバラナシに行った親子なんて、ものすごくキラキラした目で帰ってきた!!
「バラナシは牛のうんこの数が比にならないくらいに多くて、もう、すごく良かったです!!!!いつか、今度は長期で来たいと思いました。」
日本での旅行後、こんなにキラキラした目で、こんなに素敵な感想を伝えてくれるお客さんは、いるのだろうか(笑)。インドではインド人のみならず、インドに来る旅人まで面白い人が多い!!!
PS.タビイク
インド旅のコツをつかむには、インドが好きな旅人と一緒に旅をする手もある!ということで、タビイクを使うという選択肢もあるよ!(2017年夏もタビイクインドプラン開催予定ー!!!!)
→詳細は
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コツを掴めばどこまでも楽しいインド旅!!
インドが大好きな人が
増えますように^0^*