Marikko Gift

一人ひとりのいのちがこの世界の宝物!そんないのち達とのカラフルな日々を綴ります。(世界2周半Backpacker×路上詩人×壁画家×カメラマン×元ナース)

世界一カオスなインドのお祭り!Holyの最激戦区へ挑む!

 何かが「やばい」

インドには年に1度、3月に

春の訪れを祝うHoly(ホーリー)

というお祭りがある。 

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そのホーリーを全力で体験するために

ホーリーの最激戦区へ行ってみた!!

 


ホーリーが最も盛り上がると言われるクリシュナの聖地「ブリンダバン」「マトゥーラ」。首都のデリーからマトゥーラまでは列車で3時間程度。(私たちはジェネラルクラスで片道235Rs。宿の確保はできれば早めに予約がベスト!)

 

 

ホーリーに行くに当たって事前に習得していた情報は2つ。

 

 

・インドのホーリーはガチでやばい
・宿から外出禁止令が出るほどやばい地域もある

 

 


何かがかなり、やばいらしい。

 

 

 

で、何がやばいんだ?!?

 

 

 

その謎を解きにいざ出撃ッツ!!!

 

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 Happy Holy???

 

ホーリー祭の数日前から街にはカラフルな粉が並び

ホーリー祭の聖地にはあらゆるところから

ホーリーを盛大に祝いたい巡礼者や現地人や

好奇心旺盛な旅人が集まる。

 

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私たちも早速トゥクトゥクに乗って

最激戦区へ向かう

 


約1時間程度の道のりの間では容赦なく
あらゆる方向から攻撃を受け……

 

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トゥクトゥクドライバーまで巻き添いに!

 

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色とりどりの粉の容赦のない掛け合い
息継ぎの間もなく次から次へと降りかかる粉

 


「粉で死ぬんじゃないか」

 

 

という心境を、初めて味わった。

 

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(↑『旅する鈴木』さん笑*)


反撃のために大量の粉を購入し

こちらも負けずに全力で反撃!!!

 

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耳や鼻、そしてついに

涙腺まで粉で詰まった頃

やっと戦場へとたどり着いた

 

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メイン通りの道には
牛のうんぴを干してつくられた
可愛いうんこのモニュメントが立っていた。

 

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そして道端では、可愛い女性が笑顔で

うんぴの準備をしている。

 

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道は、いつも通り牛や馬やイノシシや豚の
出したてほやほやのうんぴに加え
粉や水も全てが混ざってぐっちゃぐちゃ!!

 

いつもならうんぴに注意して歩く道路も
今日はうんぴどころではない。

 

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容赦なく複数のインド人に顔面に塗りたぐられると、容赦なく飛んでくる大量の泡スプレーと、容赦なく上から降ってくるカラフルなバケツ水と、容赦なく触られる胸やお尻や脇や全身必死に回避し、前に進むので精一杯!!!!!

 

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「タイム!」「降参!」なんて通用しない。

 

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 牛まで

 

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単純にホーリーを楽しんでいる人が多い中

私みたいな外人の女の子は格好の的

一部のインド人たちの

日ごろの鬱憤晴らしも容赦がない。

 

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ある通りでは「Happy Holy!!」

目や口にまで粉を塗りたくりながら

全身触りたい放題の集団リンチ。

「やばい」の意味がやっとわかった。

 


そして、容赦なくかけられる悪質なバケツ水。

 


「Holyって触りたい放題触っていいお祭りなの??」
「私だけじゃなくて他の人にも水かけろや!!!」
「そもそも何が、Happy Holyなんだっけ・・??」
「全然Happyじゃないんですけどぉぉぉぉお!!!」

 


という疑問が深まったところで一休み。

 

 

セクハラの何が嫌かって

人としてみてもらえていないことー!!!

 


みんな平等なはずの、ホーリーなのに!!!

 

 

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でも・・・

寺院の中や外では、みんな笑っていた。

 

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はしゃぎ疲れて休んでいるインド人

踊り狂っているインド人

神様の前で盛大に祈りを捧げている人

 

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誰もがカラフルな色に染まりながら

老若男女問わずに大騒ぎ。

 

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可愛い子ども達も
世界一のクソ悪ガキも
頭のおかしいおじさんも
穏やかな家族連れも
図太いおばちゃんも
パワフルな兄ちゃんも
日本人の私も友達も

 

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優しい笑顔も楽しい瞬間も

容赦なく心に響き渡った。

 

気づけば眉毛まで繋がった。

 

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道を歩けば屋上から子ども達が

満面の笑みで水をばらまく。

 

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響き渡る音楽に、舞い上がる粉。

 

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複雑な感情も、楽しさも

悲しさも、寂しさも、面白さも

 

赤も、黄色も、緑も、青も、紫も

インド人も私も大人も子どもも

 

優しさも悪意も善意も

地位も階級も年齢も経歴も

 

うんぴも牛も犬も猪も豚も人間も

 

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何もかもが何の関係もなく

全部混ざり合って

ぐっちゃぐちゃになって

 

もう何が何だか訳のわからない

不思議な感情がぐるぐる回る!!

 

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そして、ついに・・・

 

 

 

パーーーーン!!

 

 


Holy is overrrrrr!!
Next Yearーーーー!!!

 

 

終了のピストル音と
ちょっとお腹の出たおじさんの合図で

 


このカオスな世界にも
終わりの時がやってきた。

 

 

一気に静かになる会場
一気に人がはけていく街
一気に戻るみんなの服装

 


カラフルな牛とカラフルな街を残して
また、”普通”の日常が始まる。

 


帰り道で牛糞が溶けたような下水を
頭からかけられたのを最後に
私のホーリーにも終わりが来た。

 

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もはや何が無事なんだかさっぱりわからない無事な生還を祝い、ともに闘った戦士たちと飲むビールもチャイもあったかくて、楽しくて、感謝で、涙が出そうになった。

 

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カオスな世界で感じた複雑な感情は、一夜明け、平和な朝の光とともに少しずつ溶けていった・・・

 

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こんな世界もある
こんな人たちもいる
こんなこともある

 

 

幅広いインドの、幅広い価値観と

幅広い人間と、幅広い世界の

ほんの一部の新しい側面

また触れられたような気がした!

 

 

容赦なくDEEPな過激さを体験させてくれた

Holyに、私は参加して良かったと思う!

 

 

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 Holyにくる世界中の女の子達へ

 「やばい」の意味が

わかった今なら言える。

 

 

最激戦地区には

女子一人で行っちゃダメだ!!!

女子二人でも三人でも危ない。

 

  

ダンディな男子が女子の2倍以上いても必ず触られるし、Tシャツに手まで突っ込まれる・・ここではレイプなんて普通に起こり得る気がしたお祭り騒ぎの中の誘拐なんて誰も気づかない。そして、大人数すぎても必ずはぐれるw

 

 


でもね・・・これは地域にもよる!
村に行けば、村から村へ歩きながら地元の人たちと触れ合える平和なホーリーを体験できる場所もあるし、プリーに行けば日本人みんなで安全に楽しくやるHolyもある^^

 

 


何を選ぶか、どこを選ぶかで

体験できることがまるで違う!

 

 

それでも最激戦地区に行くならば、タイパンにTシャツは危険。せめて後ろからの見た目だけでもインド人女性に見えるように、インディアン衣装を着ていくべし。そしてサングラスで目を覆うべし!!自分の身は各自極力自分で守るべし(守りきれないけど)!!!いざという時に守ってくれる、たくましい男の子達と行くべし!!!

 

  

女の子として行くならば、絶対にオススメはしない。普通の女の子は耐えられない。でも、旅人として行くならばこの世界を思いっきり冒険しながら生きてみたい旅人にはにはオススメする。うまく言えないけれど、この違い、わりと重要!!

 

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普段のインドはもっと

もっともっともーっと、

女の子にも優しいよ〜〜!!

 大丈夫^^♡